橋と植物の図鑑

橋を下から撮ってワクワクするブログ

海沿いの橋【海岸幕張(その4)】

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utsugi-bridge.hatenablog.com

 

海浜幕張その4です。暑さで頭がクラクラし、脚がフラフラしてきましたが、歩道橋の下を通るたびに日陰になっているので、体内の熱が放出されます。f:id:utsugi-bridge:20210721002153j:plain

オフィスビルと歩道橋。人は橋の上ではなく、橋の下を歩くべきなのではないでしょうか、、、と、朦朧とした頭で考えておりました。橋の下には車がビュンビュン走っています。

f:id:utsugi-bridge:20210721003447j:plain全てを焼き尽くさんとする日差しを浴びながらぼーっと歩いていると、違和感に気づきました。

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イオンがあるのは田舎の広い土地。横に横に広がっていくはずのイオンが天を仰ぐほど高い場所に鎮座されている。。。どうして。。。

(ここはイオン本社でした。天空を制するのは本社の特権でしょう。人も建物も高いところが好きなのです。)

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f:id:utsugi-bridge:20210721004600j:plain周囲を見渡すとイオン系のロゴが散見されます。この街はイオンのお膝元でした。なんだか怖くなってきちゃって、そそくさとその場から離れました。

 

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喉がカラカラでフラフラな状態で北西の方へ歩いていくと、都会のオアシス、滝スポットを発見。

しかし、水は流れていません。ここも太陽にやられて干からびてしまったのでしょう。

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しかし、近づいてみると池には水は少し残っていました。助かりました。行き倒れる前に池の水を飲んでしまいましょう。ゴクゴク。

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元気を取り戻したところで、素晴らしい歩道橋を発見。水平方向に曲がってます。これは珍しい。直線だらけの街だったので、曲線成分で目の保養です。

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見上げると、シマウマ柄のルーバーでした。草食橋梁なのでしょう。水すら入手が難しい都会サバンナ、白い模様により街に擬態して天敵(肉食系橋梁)から身を守っております。歩道橋ですら食うか食われるかの争いをしているのです。f:id:utsugi-bridge:20210801113258j:plain

 広角カメラで撮影することでより曲がっている感を演出。橋梁は曲がれば曲がるほど「映え」。

f:id:utsugi-bridge:20210723095330j:image横断歩道の中洲からの景色。どこまでも歩道橋が永遠に続いております。歩道橋過多。(このとき目に入る橋梁は全て記録を残しておかないと気が済まない心の状態でした。)

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バス停のベンチです。低木をどかし、コンクリートの立ち上がりに金属の板を置いただけのベンチ。経済的です。

 

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この模様、さっき橋の下のシマウマ模様の下にあった金属板と同じです。

この街では、敵にやられた穴あき金属板は橋にされてしまうシステムなのでしょう。それにもかかわらず、このベンチは無防備に設置されています。

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まっすぐ歩くと、いつの間にか橋の上にいました。ずっと地盤の上を歩いていたと思っていたら気づかないうちに上層を歩いていたのです。人生みたいです。

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中浜橋側道橋を渡ると、飛行機みたいな歩道橋に遭遇。

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飛行機がすぐ上空を掠めるような絶景。これが味わえるのはここと、伊丹空港の千里川土手だけです。

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リベット(溶接部分の出っ張り)の錆具合が点字に見えます。

「マクハリノナツハトテモアツイ」って書いてあります。読めてしまいました。

f:id:utsugi-bridge:20210801130335j:image歩道橋を登ります。

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橋の中央に物凄いものがありました。石板が埋め込まれています。周囲の12星座と真ん中の不思議なイラストで構成されています。

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星の刺青をした1人を、もう1人が支え、もう1人は寝っ転がっておちょくっています。さらに鳥が1匹、謎の生物が2匹、辺なオブジェクトが2つ、隙間を埋めるように散りばめられており、「かつて橋は人だった。」という恐ろしい事実を目の当たりにしてしまいました。


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見下ろした景色も良いですね。中洲に生えた緑が綺麗です。


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f:id:utsugi-bridge:20210801130326j:image今見てきた歩道橋、免許センター歩道橋というらしいです。海浜幕張の免許センター通学者は歩道橋の上から車の動きを学べるので贅沢です。
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京葉線の高架下です。片側はT桁、もう片側は箱桁のハイブリッドです。T桁の方に線路が敷かれていて、箱桁の方に設備やメンテナンス用の通路があるため、積載されるものの荷重に合わせて造りを変えているのでしょう。
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高架をくぐった先にありました。イオンです。よく見ると
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穴あき金属板が貼られています。しかも水玉柄と寄木細工みたいな柄の2種類です。ここにも被害にあった穴あき金属板がありました。しかも加工済。

 

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イオンでショッピングした後、西口から出ると、波をイメージしたようなベンチがありました。


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「向かい合う2組の辺がそれぞれ平行」なので、平行四辺形です。Q.E.D.

 

バスに乗って海浜幕張まで戻ります。

f:id:utsugi-bridge:20210801135142j:image駅前で「MAKUHARI」が自立してます。風で倒れないのでしょうか。
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よかった。突っ張り棒がありました

 

 

これにて海浜幕張の旅はおしまいです。