最古の眼鏡橋【長崎市】
日本で最初の石造りのアーチ橋ということで歴史の一端を見てみましょう。
水面からの反射で丸眼鏡ですで。ちなみに「建築家 眼鏡」で検索すると、だいたいこんな眼鏡がヒットします。
「眼鏡橋」と親柱(一番目立つ手すりの柱)に刻まれています。擬宝珠はモフモフしてて味わい深いです。
この角度では水の反射が見られないので眼鏡になりませんね。橋脚が飛び出ていて西洋顔です。
下から見てみましょう。目地の間隔に法則性が見られず、遠近感が狂います。
目地から生えているのはコケです。一部マメヅタでしょうかね、ワンポイントオシャレ。
遠くから撮りました。手前にベロみたいな飛び石があります。
飛び石から真正面の眼鏡橋をみると、高欄の上部の手すりが消えかかっているため、下まつげっぽくなります。ロック・リーです。
以上
最古の木造アーチ【岩国市】
日本三大奇橋の一つ、錦帯橋を見にきました。木材の力学的性能を最大限まで生かした造形はとても美しい。
近くの飲食店遠くから。網入りガラスがあるおかげで、食事中であることがバレてしまいますね。近くの食事処で名物の岩国寿司を食べました。
川沿いから見上げると圧巻の一言。天界の宮殿に向かうための架け橋みたいです。構造部分は木材だけで出来ており、「錦帯橋式アーチ橋」という錦帯橋オリジナルの架構形式です。
真下から見るとどうでしょう。天まで登る龍のような存在感。また、下部の構造からもわかる迫持式(せりもちしき)アーチ構造。支えるのは35m間隔である橋脚のみ。
また、脚柱には城壁を思わせる綺麗な打込接(うちこみはぎ)がみられます。計算されてた設計、近代のコンクリート基礎では見られない美しさです
細かな床板の施工が利用者に安心感を与えます。
蹴上高さが小さすぎて飛ばしたくなってしまいますが、ちまちま上りました。
土手の景色もよいですね。この先の岩国城も楽しんできました。
以上