滝沿いの橋【南房総市】

千葉県南房総市和田浦駅周辺で、とある資格の勉強も兼ねて民泊しました。
勉強のために泊まった宿は、
・エアコンなし(夜中の平均気温約32℃)
・虫が大量発生(アシタカグモ、ゴキ、ハエ、アブ、蚊、etc...)
・布団がカビだらけ(剣道部の香り)
といった好条件。
寝付くことができず、朝5時に目覚めてしまい、早朝の探索に参りました。

最初に出会った橋。蟹田橋。高欄の酸化進行具合がちょっと不安です。

橋の端に植物があります。

左手にはコマツヨイグサ。

右手にはランタナ。
棲み分けしてていいですね。
宿の人に聞いたおすすめ隠れスポット「黒滝」を訪れました。

異世界への入り口。
ここから言葉はいらないので、写真だけ貼っていきます。





自然の残し方もさることながら、人工物が無造作にされているのも良い。
名もなき橋を下から見てみます。


左右で桁の状態が違います。非対称な橋、風情があります。

橋を固定するチェーン。固定の仕方が直感的ですね。



岩場のシダ植物もキラキラしています。


うねった木や倒れた木は自然の滑り台。リスさんたちの遊具です。


アスレチックみたいな建造物がありました。登ってみます。

見晴台からの黒滝

正面からの黒滝

入り口に戻りました。右手には「忘れられた遊具」があって、最高でした。
以上
海沿いの橋【海岸幕張(その2)】

前回に引き続き、海岸幕張の橋の魅力をお伝えします。この街には橋が多すぎる。。。

花見川にかかる磯辺橋です。ベイタウンらしいマンションの並びが良いですね。

主桁が密で丈夫な作りです。

上を見上げるとありますね、チェーン。

落橋防止装置ですね。これが間近で見れるのは海岸幕張とブルースリーの映画だけです。
以下、土木関連の千葉市の涙ぐましい取り組みがわかる資料ですので、ぜひご覧あれ。橋梁については1ページ目右下に記載があります。
https://www.city.chiba.jp/kensetsu/doro/keikaku/documents/chibasinodouro2_1.pdf

磯辺橋に沿うように水管橋があります。

全てが三角形で出来ていますね。トラス補剛形式といいます。タワーマンションとクロマツと水管橋のここでしか見られないトリオ。良いですねえ。

磯辺橋の方にこの水管橋の橋名板がありました。オウシュウヨモギが橋名板を守っています。こんなとこにも生えている君は偉いね。

橋の上です。これは嘘なんですけど、このように歩道と車道の間の石にびっしりと緑がたくさん生えるから「緑」に似た「縁」という字が使われて、「縁石」と呼ばれるようになったのです。

高欄の途中に波や風をイメージしたであろう鋳物パネルがありました。ワンポイントお洒落は橋梁の嗜みですね。

左側の阿形像はヘラオオバコ、右側の吽形像はエネコログサが、橋名板を守っております。ひらがななので、こっちが橋の終点ですね。(千葉県庁は反対側にあるのです。)

しばらく北西へ進むと、マンション(ミラリオ4番館と5番館)同士を結ぶ橋を発見。なんだこれ。中間階の点検ついでに隣の棟までみるための橋でしょうか。むむむ、分からない。。。

下から見ると、設備のダクトが隠されておりました。何か重要な役割の橋のはず。。真相は闇の中。。。誰か教えてください。。。

マンションに挟まれた公園(打瀬第6公園)はとても穏やかでした。円形花壇のオリーブの木々もニコニコしています。

すぐ隣のマンション(パティオス19番街)のエントランスホールにはサルスベリの花がキラキラと咲いておりました。とても華やか。住んでみたい。


疲れるとこういうのが目に入りやすくなるのですね。15分70円、、、安い、、、これは買い、、、と思ってスマホで設定をしてみて早30分。。。払い方がわからず断念。機械音痴極まれり。歩けと幕張の神様が囁いています。

日本一有名な小学校を横目に黙々と北西に進みます。じっくり見たかったのですが、歩くのが楽しくて立ち止まっている場合ではなかったのです。

街が綺麗。通りの名前もオシャレ。ここは日本ではない。
淡いアジサイを見つけてしまいました。隣の赤い花はモンテンジクアオイです。

葉焼け(水枯れかも?)の色合い。。。良い。。。
公園(打瀬2丁目公園)は、イブキの木々が北に向かって伸びていました。

反対側を見ても、木の頭頂部が北に向かって伸びています。受光面積を広くとるために傾いているのですね(あるいは日が当たりやすいような剪定をしているとも考えられます)。
さらに歩くと、、、
おお、これは。。。

。。。これは橋の赤ちゃんですねえ。これも大嘘なんですけど、ここからぐんぐん成長していって、反対側の構造物までたどり着いて、ようやく一人前の「橋梁」になるんですよ。
その3に続きます。
海沿いの橋【海岸幕張(その4)】

海浜幕張その4です。暑さで頭がクラクラし、脚がフラフラしてきましたが、歩道橋の下を通るたびに日陰になっているので、体内の熱が放出されます。
オフィスビルと歩道橋。人は橋の上ではなく、橋の下を歩くべきなのではないでしょうか、、、と、朦朧とした頭で考えておりました。橋の下には車がビュンビュン走っています。
全てを焼き尽くさんとする日差しを浴びながらぼーっと歩いていると、違和感に気づきました。


イオンがあるのは田舎の広い土地。横に横に広がっていくはずのイオンが天を仰ぐほど高い場所に鎮座されている。。。どうして。。。
(ここはイオン本社でした。天空を制するのは本社の特権でしょう。人も建物も高いところが好きなのです。)

周囲を見渡すとイオン系のロゴが散見されます。この街はイオンのお膝元でした。なんだか怖くなってきちゃって、そそくさとその場から離れました。

喉がカラカラでフラフラな状態で北西の方へ歩いていくと、都会のオアシス、滝スポットを発見。
しかし、水は流れていません。ここも太陽にやられて干からびてしまったのでしょう。

しかし、近づいてみると池には水は少し残っていました。助かりました。行き倒れる前に池の水を飲んでしまいましょう。ゴクゴク。

元気を取り戻したところで、素晴らしい歩道橋を発見。水平方向に曲がってます。これは珍しい。直線だらけの街だったので、曲線成分で目の保養です。

見上げると、シマウマ柄のルーバーでした。草食橋梁なのでしょう。水すら入手が難しい都会サバンナ、白い模様により街に擬態して天敵(肉食系橋梁)から身を守っております。歩道橋ですら食うか食われるかの争いをしているのです。
広角カメラで撮影することでより曲がっている感を演出。橋梁は曲がれば曲がるほど「映え」。
横断歩道の中洲からの景色。どこまでも歩道橋が永遠に続いております。歩道橋過多。(このとき目に入る橋梁は全て記録を残しておかないと気が済まない心の状態でした。)


バス停のベンチです。低木をどかし、コンクリートの立ち上がりに金属の板を置いただけのベンチ。経済的です。

この模様、さっき橋の下のシマウマ模様の下にあった金属板と同じです。
この街では、敵にやられた穴あき金属板は橋にされてしまうシステムなのでしょう。それにもかかわらず、このベンチは無防備に設置されています。

まっすぐ歩くと、いつの間にか橋の上にいました。ずっと地盤の上を歩いていたと思っていたら気づかないうちに上層を歩いていたのです。人生みたいです。

中浜橋側道橋を渡ると、飛行機みたいな歩道橋に遭遇。

飛行機がすぐ上空を掠めるような絶景。これが味わえるのはここと、伊丹空港の千里川土手だけです。

リベット(溶接部分の出っ張り)の錆具合が点字に見えます。
「マクハリノナツハトテモアツイ」って書いてあります。読めてしまいました。
歩道橋を登ります。

橋の中央に物凄いものがありました。石板が埋め込まれています。周囲の12星座と真ん中の不思議なイラストで構成されています。

星の刺青をした1人を、もう1人が支え、もう1人は寝っ転がっておちょくっています。さらに鳥が1匹、謎の生物が2匹、辺なオブジェクトが2つ、隙間を埋めるように散りばめられており、「かつて橋は人だった。」という恐ろしい事実を目の当たりにしてしまいました。


見下ろした景色も良いですね。中洲に生えた緑が綺麗です。

今見てきた歩道橋、免許センター歩道橋というらしいです。海浜幕張の免許センター通学者は歩道橋の上から車の動きを学べるので贅沢です。


京葉線の高架下です。片側はT桁、もう片側は箱桁のハイブリッドです。T桁の方に線路が敷かれていて、箱桁の方に設備やメンテナンス用の通路があるため、積載されるものの荷重に合わせて造りを変えているのでしょう。
高架をくぐった先にありました。イオンです。よく見ると

穴あき金属板が貼られています。しかも水玉柄と寄木細工みたいな柄の2種類です。ここにも被害にあった穴あき金属板がありました。しかも加工済。

イオンでショッピングした後、西口から出ると、波をイメージしたようなベンチがありました。

「向かい合う2組の辺がそれぞれ平行」なので、平行四辺形です。Q.E.D.
バスに乗って海浜幕張まで戻ります。
駅前で「MAKUHARI」が自立してます。風で倒れないのでしょうか。

よかった。突っ張り棒がありました。
これにて海浜幕張の旅はおしまいです。
海沿いの橋【海岸幕張(その1)】
ウツギです。
千葉県千葉市の海浜幕張に来ました。海があり、川があり、幅員の広い道路があるこの街はまさに橋のテーマパーク。撮影時の最高気温は33℃。暑すぎて海は干からび、天は割れ、大地が裂けそうな勢いです。
さて、南口から少し歩き、美浜園という日本庭園の横目に歩いて行った先にあるこの橋。美浜園橋です。
4+3=7車線の道路を跨ぐ径間は目算で約25m。短水路のプールくらい。水泳をやっていない人なら「長いね」と、やっている人なら「短いね」といった感想が貰えそうです。



歩道部分の高欄には全国津々浦々の花のタイルが埋め込まれていました。
また、ご覧の通り歩道の幅員は余裕があります。暫く撮影していると、この先にあるスポーツ施設(JFR)利用者が大勢行き来していました。海浜幕張駅からここまで徒歩で約15分。まあまあ遠くないですか?スポーツマンは移動もトレーニングのうち?
JFA夢フィールドのクラブハウスです。軒裏や外壁の室内側の面に木が貼られています。よく見ると挽き板は一枚一枚曲がっていますね。見た目よりも施工の手間がかかっていそうです。
ここから南東に進むと、またもや立派な歩道橋。

マリンブルーの橋ですね。色合いが周囲の緑と調和しています。
見上げると、2本のアーチリブが床を支えていて、間にケーブルラックが設置されています。
エレベーターも透明ガラス張り、磨りガラス張り、ステンレス張りのバランスが綺麗です。私だけでしょうか、この美しさを引き立てるための虹のエフェクトまで見えてきます。

階段を上がっても、あら素敵。左右の透明な高欄から道路を見下ろすことができます。背景の建物の並びも綺麗です。これぞ幕張、美浜の景色です。
さらに南東へ進むと、おお、見えてきました、美浜大橋です。


美しい。。。
橋は2本並行に渡っており、それぞれ3車線ずつで左右対称になっています。橋の間に差し込む日差しが水面に真っ直ぐ走っています。

階段を登り、橋を渡る途中、少し突き出た場所にベンチがありました。全長約200mの橋ですから、オリンピック選手でない限りは休憩を挟まないと道中行き倒れかねないです。ベンチが傾いているのは、波をイメージしているか、あるいは海風の気持ちよさに少し前のめりになった休憩する人の重さで少しずつ傾いてしまったかのどちらかでしょう。
ベンチの足元には方角が書いています。名探偵のあなたなら、方角と影の向きから撮影時間を特定できます。
橋名板の上に2匹の鳥が飛んでいますね。(嘘です、ご覧の通り、棒の上に設置されているだけです。細い支え棒ですが、しっかり防錆処理がされているのでしょう。)
橋を渡り切ると左手に製氷皿のようなファサードの工場を発見。冬場はゴジラ用の氷を作るのでしょうか。
地下通路を通って道路を渡り、右手に製氷皿を煽りながら歩いていると、隙間から工場の本体が見えてきます。

おお、いいですねえ。新しい配管と錆びついた配管のコントラスト。萌えです。特に丸をつけたところ。。。
互生の草が定着できる場所を見つけて、力強く生えています。君たちはどこに居ても輝いているよ。
その2に続きます。
海沿いの橋【海岸幕張(その3)】
その3です。徐々に水辺から離れていきますので、見られる生物もマムシとかクマとかになるかもしれません。
北西にどんどん進んでいきます。
この形状は、もしかして、、、

その1で見つけたこの子の友達です。

見上げると、こっちには電線用のケーブルラックがないですね。歩道橋としての機能のみに絞った究極の歩道橋です。

階段を登っていくと
ビル、木々、道路、歩道橋、青い空。素敵です。

お、高欄のフレームの隙間を発見です。
覗いてみました。薄ぼんやりと見える遠景のビル。この街は情報が多すぎるので、スリットを眺めて目の休憩。

この歩道橋の名前はマリーンデッキらしいです。橋名板の字体がサインペンの太字の方で書いた感じですね。納期が2分だったのでしょうか。

橋を渡った先には、県立幕張海浜公園がありました。遠くに巨大な時計が見えます。ゴジラの腕時計です。

右手奥には11匹の鳩のパブリックスペースがありました。


豪華な看板の下には、栄養価の豊富なエノキの実まで用意されていました。幕張の鳩は舌が肥えています。
さらに駅の方へ歩いていくと、4匹の自動販売機も木陰で休んでいます。樹種はシマトネリコですかね。無機物にも優しい街です。
おいしい水を購入。HP30回復。
高架をくぐり、海浜幕張駅の北側ロータリーに来ました。

天を貫く鋭い物体を発見。これは予想なんですけど、海浜幕張の地下には巨大研究所があって、そこの熱源を太陽光から得るための設備でしょう。モニュメントとして街に擬態していますね。
その4へ続く。
沈下橋とミュージアム【高知県四万十市・梼原町】

この地域では洪水が多いため、欄干(手すり)があると、水で流されてしまうということで、最初から設けなければいいよね、といったことで柵なし橋がたくさんあります。

ここは歩行者専用の向弘瀬沈下橋。見方によっては道路以外を削って川を下方に通したようにも見えます。

天気も良いので橋の上で記念撮影。

下から撮った沈下橋。真っ平らなRC床板です。桁がないのでRC床板時代が桁の役割も果たしています。

橋の近くのコンクリート擁壁にアート発見。タヌキと鬼狩とパンと幼児(?)です。

少し茶色いですが、ギンゴケですかね。日射不足か乾燥によってうまく光合成が行われていない状態です。

次は若井沈下橋のほうに来ました。こっちは車道がありますので、実際にわたってみたのですが、今までで一番「徐行」したかと思います。

下から覗いています。南側のプレートの移動によって押し上げられた巨岩(この辺では主に石灰岩)がごろごろとあります。
橋の下でありのままの大地が拝めるのです。


化石発見。笹の葉がかつて散らばっていたのでしょう。
隈研吾設計の雲の上ギャラリーに来ました。


階段を登り

「やじろべえ型刎橋」という構造らしいので、広義の橋ということで下に潜ってみました。地元の杉の集成材を使用しているそうです。

木口は腐りやすいので白い塗料が塗られております。うっすら木目が見えますね。

設計プランの中に橋を作ってしまうのは良いですね。宙に浮かぶ、まさに雲の上の様な建築でした。
もみじ谷大吊橋【塩原渓谷】

栃木県の塩原の塩原渓谷に来ました。
無補剛桁(桁の曲げ剛性に頼らない造り。ワイヤーアーチで全体の荷重を両端に伝えている)の橋の中で日本一の長さです。支間(両端の橋を支えている柱の距離)は320m。

大人300円を払って渡ってみます。この湖、実は車で来ていれば簡単に迂回できるので、まさに「橋を渡るためだけの橋」ですね。

橋の端部。主索(しゅさく:ワイヤーのこと)が無数に伸びていて、戦艦のミサイル発射のようです。

横から見たキリシマツツジと主索。

渡ります。幅員1.5mです。

周囲の広葉樹林もきれいに残したまま建造されたので、自然に溶け込む感じがします。

下から。ウルトラハンドみたいに伸び縮みしそう。
以上